コラム

2017年/新春!「FBCJ対談!!」 株式会社ハイサーブウエノ「小越社長」

小越 元晴氏 (おこし もとはる ) PROFILEPROFILE

株式会社ハイサーブウエノ
代表取締役社長
所属団体
  ㈳日本厨房工業会 三条商工会議所 三条工業会
事業内容
  ①厨房板金設計・製造 ②OEM厨房機器製造管理、③総合厨房設計・施工及びメンテナンス、④デザインステンレス加工

対談 小越社長VS 竹谷理事長

竹谷 明けましておめでとうございます。「小越さん」本日はよろしくお願いします
小越

こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。

竹谷

早速ですか、今年の御社の豊富や今後の厨房業界について若き経営者の立場でお話をいただきたいと思います。
厨房業界は、中小企業の失業や地方(都市部?)の厨房会社や板金会社が少なくなってきていますが、その現状において御社の生き残る政策や進むべき方向性はどのように考えていますか?

小越

近年の景気後退による消費鈍化や、人手不足の影響など益々厳しい時代へと突き進んでいるように思います。
その中で厨房業界も景気後退の煽りを受けて厨房会社(中小企業)は廃業を余儀なくされていることはとても寂しい限りです。
しかし弊社は厨房に特化した板金会社という専門性を明確にし、安全な厨房作りを通し、現在困っている飲食企業様のお役に立てるように日々努力していきたいと思っています。
大手企業様のOEM・PB工場として、徹底的に厨房マニュファクチャーとして専門化していこうと思っています。困っている飲食店様や大手厨房会社様のサポート役の立場になることを目指しています。

竹谷

そうですね!とてもよい考え方だと思います。
御社にしかできないことや「手づくり技術」
をお客様に提供することが大切だと思います。
とても同感です。
私が以前から業界に提言しているように、
日本の厨房は欧米に比べて、厨房機器の設置基準や衛生的配慮は相変わらず低いレベルにあります。
今後もこの現状や問題に風穴を開け新しい厨房思想を業界に定着させることはなかなか難しいでしょう。また、よほどの企業信念がなければその思想を実現化できないことです。
御社の場合は、徹底的に独自路線を産み出していくことに専念することが大切だと思いますね。
小越流でよいと思いますよ!

小越

ありがとうございます。少しでも食に関わる仕事の一躍を担う立場として「森を見て木を見ずではなく」視野は幅広く持っていたいと思います。


竹谷

そうですね!とてもよい考え方だと思います。
御社にしかできないことや「手づくり技術」を、お客様に提供することが大切だと思います。とても同感です。
私が期待していることは、この旧態依然として体質を「根本から改革してやるぞ」という社会的意識や厨房業界の認知向上を推進できる企業が名乗りを上げることを願っていますよ。(笑)
御社は板金技術に力をいれていると聞いておりますが。他社との差別化や勝ち残る戦略をお聞かせいただける範囲で教えて下さい?

小越

弊社はものづくりの町、新潟燕三条に工場を構える、社員70名の中小企業の厨房会社です。世の中に必要とされる会社となるため、①自社ブランド商品を持たないこと。②食に関わった製品を一貫生産すること。③『安全』を最優先することを徹底しています。
大手企業様には、色々な部分でお世話になり感謝しておりますし、その姿勢や思いは変わるものではありません。
しかし弊社の姿勢としては、安全性や機能性を追求した板金や小型機器の開発や製作に力を注いでいきたいと思っています。あくまでも脇役に専念し、頂いた仕事に真摯に取り組んでいきたいと思っています。
特に弊社としての、こだわりは、YAG レーザ(YAGレーザとは、『(Y)イットリウム・(A)アルミニウム・(G)ガーネット』で構成する結晶(+α)を励起することにより得られるレーザ光であり主な特徴は3点あります)
「例1) ワークに非接触で加工可能。
抵抗溶接や超音波接合等と比較して電極による加圧が不要。
YAGレーザ光の波長は1,064nmの近赤外光であり人間の目には見えませんが集光すると金属加工ができるほどエネルギー密度が高くなります。光なのでワークとの物理的な接触は無く、イメージとしては太陽光を虫眼鏡で集光して黒紙を焼く現象に似ています。」

 しかし この溶接技術を取り入れていることや板金の仕上げの美しさだけにこだわるのではなく、機能性や安全性を配慮した板金を提供したいと思っています。
 ひとつひとつ手作りで使い手にとって「よい製品」を産み出すことだと考えています。

竹谷

とてもよい姿勢だと思います。御社にしかできないことを徹底的にこだわる姿勢は大切ですね。
この厨房という仕事は、会社の姿勢やこだわりを失えば、仕事としての価値を失うばかりか、今後はお客様も失うことになります。
常に自己研鑽をし続ける姿勢をなくしては、企業として成長していくことはできないものです。
日本における厨房という位置付けは、残念ながら欧米に比べて非常に低い認識でしかありません。今後厨房業界に望むことがあれば一言お願いします。

小越

厨房業界を『ワクワクする業界』にしてきたいです。厨房は飲食店の心臓部繁盛する飲食店を作るには、厨房の仕組みづくりが大切だと確信しています。弊社としては、『安全』にとことんこだわった厨房作りを、コツコツ実行し続けます。
和食が世界から高い評価を得ているように、日本の厨房業界も世界から認められる業界になる可能性があると信じています。

竹谷

そうですね!食と厨房の関係は永遠に継続されることを考えれば、厨房は心臓部であることの認識に立ちもっと認知や位置付けをアップしていくことが大切でしょう。
大手企業や中小企業に関わらず、厨房の標準化、スタンダードモジュール(機器の幅、奥行、高さ、マッチングディテール詳細など)を作ることが旧態依然とした体質から脱却する一歩だと思います。
各社相互に協力しあわなければ、何年たっても業界発展や知名度を上げることができないでしょう。企業として我が道をいくという孤立姿勢はもう古いことですよ!
業界に生きる企業として共に強調しあいまた切磋琢磨してこそ、新しい
ものが創造できると思います。

竹谷

最後に食業界の一端を担う厨房という業界で生き残る御社独自の方向性や戦略がありましたら一言お願いします。

小越

決して大風呂敷を広げるつもりもありませんし(前述しているように)、これからもできることから「コツコツ」と仕事をしていくとこだと思っています。
しかし私の信条として忘れてはいないことは、何事に対しても高い志を持って仕事に取り組んでいくことが大切だと認識しています。
今後も目先だけのことにだけ囚われるのではなく、何年後の企業のあり方を見据えながら、日々の業務に邁進して行くことだと思います。
経営者としての私の使命は、如何に魅力ある会社作りができるかにあるでしょうし、身の丈にあった仕事をやり続けることだと思っています。
新潟燕三条から我社ならではの製品を発信し、飲食業界、厨房業界のお役に立てるようコツコツ前進します。ご期待ください。(笑)

竹谷

小越社長、本日はお忙しい中お時間をいただき大変有難うございます。
心より御社の発展を切に祈っております。「頑張って下さい!」

小越

「こちらそこ有難うございます。」

Interview

竹谷稔宏(たけや としひろ)

日本フードビジネスコンサルタント協会理事長
エーエフディーコンサルタンツ株式会社 CEO

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